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2012年 09月 30日
「キッチンハウスジンゼンジ」さん   (滋賀県大津市)
小説の1行目は、肝心である。
読む側にとっては、その一行で後の内容を想像し、言葉使いの技術を推し量り、と極めて重要な一行になる。
書き手も、それが分かってかその一行に苦悶する。

本題だが、この門、先へ進むことへの楽しさを予感させてくれないかな?素晴らしい小説の一行目のように。
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まず、この建物のある町から説明が必要かもしれない。
ご存知だろうか?比叡平(ひえいだいら)という町を。
比叡山ドライブウェイの入り口近くにある自然に抱かれ、静かで広々した町。
便利なことと引き換えに、何か別の価値を求めて、住処を変える場合、よく移住という言葉を使う。
その移住という言葉を使う、ぎりぎりの境界線上に位置する町、それが比叡平。
その比叡平の中にある「キッチンハウスジンゼンジ」さんが本日の主役。
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まさに土間、という言葉が似合う玄関に靴を置き、素足でスギ板の床に上がらせていただく。
お店、という言葉が使えない・・・・・・・・・・サロンだここは!

貸切状態、選び放題の中から選んだ席はここ!
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座ると同時にオーナーである泰泉寺由子先生が隣へ。
「食べることが、お好きなの?」という問いかけから、いろいろお話を伺った。
こちらを開放されたのは、若い方々などとの新たな繋がり求めてとの思いもあるようだ。
先生自身、吸収したこともあるし、次世代に残したいいこともあるとのこと。
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じっと、目を見て話されることに、自然な迫力を感じる。
何より素晴らしいのは、今の、そして先の話をされること。
年をとるとつい、過去の中に居場所を探し、その価値観で全てを知った気になってしまうものだ(私がそうなりつつある、汗)。
先生には、微塵もそれを感じない。
「今は、食にこっているの!まず和食の基本の出汁から、そう昆布から調べているのよね~~」という先生は昨年、北海道の昆布産地まで足を運んだとか。
話の流れから魯山人を想像してしまった。
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まだ、あまり知られていないのか、私どもの貸切。
恥ずかしい話だが、先生のことを何も知らずに来てしまったのだ。
キルトって、あの継ぎ接ぎの給食コップ入れの袋のイメージだった。
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それがだ、先生の作品は、全世界の美術館、博物館が引き取っていき、一般には販売していないとのこと。
そのキルト、少しあるので皆さんは直接来て確かめるべし。
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建物の設計も、その素材もいい!
使い込まれて、半世紀、一世紀後さらに味わい深くなっているのではと思う。
これが、私の専門分野だが書くと長いので省略、笑。
とにかく、建てられて3年もたっていないのに、昔からそこにあったような錯覚に陥る建物だ。
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大谷石を多用したキッチンは明るく、小物の一つ一つが面白い。
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チーズケーキとホットケーキをセットで。
厳選された素材、そしてこの空間、高いはずが無い。
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目の前の大谷石のグリルで焼いて下さる。
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お料理していただいた女性が「有機メイプルシロップ、全部かけていただいてくださいね~~」とやさしく言って下さった。
結構な量があり、全部使っていいの?いやいやマナー上、残すべき・・・・・・と、私の卑しい心を読んでの言葉なのかは定かでない。
パッリと焼かれた皮目が、ううう旨~~~~~~~~~~~~~~い!
良質な材料のみで構成されたこのパンケーキには、安っぽい香料や添加物の雑味がまったく無い。
それぞれの素材の味がシンプルに主張している。
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チョコチーズケーキ。
こちらも旨~~~~~~~~し!
原価がかかっているわ~~~こりゃ!
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雑多に置かれた小物、それを見ているだけでも飽きない!
手作り感の強い黄色のシュガーポット、耳かきの様な木のこのスプーンで砂糖を入れるのか?
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んん??
変わった砂糖やな・・・・・・・・・いや、砂糖じゃないのか?
口へパクリ・・・・・
ハハハハぁ~~~~~先生のいたずらや~~~
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外もふらふら。
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裏口の扉も味わいある。

いつもそうだが、お店の全てを写し表現しないよう、一応心がけている。
次に行かれる方に配慮して。
まだまだ、山盛り発見がありますよ、こちら。
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これは、何を表す??

とにかく、絶対行くべし、しかも比較的空いている今のうちに、キッチンハウス・ジンゼンジさんへ。
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キッチンハウスジンゼンジgallery&cafe
営業時間:毎週金・土・日 11:00~18:00
滋賀県大津市比叡平2丁目46-1
tel:077-535-4670
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by guwaguwa58 | 2012-09-30 15:24 | カフェ


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