どの家にも一番お気に入りの器がありますよね、頑張って作った料理をのせたくなる器。我が家ではこのお皿がそれである。8年前に藤本秀さんの工房(信楽の窯)で購入した焼締めの皿である。
その当時は、まだ信楽焼きの土っぽいところに魅力を感じなかった。たまたま、お向かいの藤本さんが信楽に窯をお持ちであると聞き、遊びに寄せていただいた時、購入したのがこのお皿である。失礼な話だが「信楽焼きも有ってもってもいいかな」てな感じででした。
それが、使い始めると不思議な輝きをはなつのです、しかも使い込むほどに。
私の写真では表現できないのですが、金のベールをまっとったように光り、色調、模様が自然そのものなのです。使い込み、時間の経過とともに良さを出してくる、本物の証である。
お皿の裏側もなんとも言えない良さがあるのです。これを作るには、小さな窯(穴窯という)で赤松のマキを5日間、夜通したきつける必要があるのです。炎と時間がこの模様(景色というらしい)を作り出すのです、まったく釉薬なしで。
今日は、このお皿を8年前に世に生み出した藤井さんの窯に遊びに行きます。
続きは、また明日。(もう、眠いのである、無念!)
工房の門横にあるつぼ、自然と同化している。
次に焼かれるのを待っているマキ、全て赤松(間違っていたらゴメン)
信楽は何故か自然に笹ばかり生えるのである、理由は分からない(誰か教えて)