人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2007年 03月 22日
湯葉製造司 「大半」 創業100年 滋賀県彦根市

彦根城築城400年祭、行ってきました。
とにかく祝日でもあり、人、人、人・・・・・・・・・。
彦根城は焼失していないため、そのまま保存されている数少ない城である。見ごたえがあるのだが、行列にしたがってぞろぞろ見学するのでは味気ない。
すぐ脱出だ!!!(本当は目当てのお店に行きたかっただけ!)
湯葉製造司 「大半」 創業100年 滋賀県彦根市_d0108737_018445.jpg

ここまでくれば、静かだわ!観光客もいない。

ここが、湯葉の「大半」

湯葉といえば京都を連想されると思うが、ここはそれを上回る!
表に積まれたマキが物語っている!
湯葉製造司 「大半」 創業100年 滋賀県彦根市_d0108737_23372998.jpg


暖簾をくぐると、あらびっくり!仕事場である。

ここはご夫婦で営んでおられます。

そのご夫婦とも人柄がすばらしい、つれて来た2人の息子に湯葉とは何か、どうして出来るかを丁寧に教えていただけるのです。笑顔が本物でした、いいものが出来るはずや!
湯葉製造司 「大半」 創業100年 滋賀県彦根市_d0108737_2338217.jpg


昔、ご夫婦が知人より京都においしい湯葉屋さんがあると聞き、食べにいかれたらしいのです、その時「え!これがおいしいの?」「親父が作っている湯葉のほうがおいしいやん」と言うことになり、初めて両親と家業のすばらしさに気がつかれたそうです。それがきっかけで現在があるらしいのです。(これは雑誌に書いていたこと)
湯葉製造司 「大半」 創業100年 滋賀県彦根市_d0108737_23393030.jpg


歴史は古いのですか?とお聞きしたとき、ご主人の目がキラリ(職人の目になった!)
明治の中ごろ創業し昔の製法を守りとおしているとのことです
豆乳を作るのにマキを使い、豆乳から湯葉を作るのに炭を使われています。
「京都では、大半が湯せん(直火より温度管理しやすく効率的)となったけど、ここは京都と距離があるさかい取り残されてるんですゎ、それがかえってよかったんや!」
湯葉製造司 「大半」 創業100年 滋賀県彦根市_d0108737_23394954.jpg



息子たちは興味津々で前に出てくる、すると私の撮影の邪魔になる。「下がりなさい、お仕事の邪魔になるやろ!」と私が前にでる、ちょっとするとまた画面に息子が・・・・・・・・・堂々巡りであった(子供のような親である)。
湯葉製造司 「大半」 創業100年 滋賀県彦根市_d0108737_2340447.jpg


あ~帰りたくない、ずっと見ていた~い、鍋に入りた~い(ウソ!)気持ちだが、嫁の鋭い目線が背中に突き刺さる。振り返ると「そろそろ、迷惑やで!」と嫁の顔にサインが出ている。
男3人(息子含め)「ありがとうございました」といいながら、後ろ髪引かれる思いでお店を後にするのであった。
湯葉製造司 「大半」 創業100年 滋賀県彦根市_d0108737_1324781.jpg


これが、生湯葉。「最初に上げる上質な物だけ生湯葉にできます」とのこと、この日のラスイチであった。

レモン醤油でいただく。口の中に豆の濃厚で上品な味がポワ~~んと広がる。これは、おすましに入れても、何に入れても堂々と主役をはれる!豆製品は脇役が多いのだがこれは違う!

私はお酒が飲めない、それはこの手の物を食するときに残念でならない、それ以外で合う飲み物が存在しないからである、神様って非常やね!
湯葉製造司 「大半」 創業100年 滋賀県彦根市_d0108737_2349029.jpg


これ、おから50円です。まだ食べてませんが、これも絶対の自信があるようです。
行かれたら、必ず買うことにしてください。
湯葉製造司 「大半」 創業100年 滋賀県彦根市_d0108737_23492529.jpg


今日は講釈が長くて申し訳ありません。

by guwaguwa58 | 2007-03-22 02:04 | 老舗


<< ロールケーキ? 三中井のオリン...      青じそ入り「ぼた餅」 仙太郎 ... >>