2016年 02月 18日
「日本料理朔(さく)」さん 「ホーム・コーヒー・ロースト」さん (三重県津市)
予約のお店は、苦手だ。
いつも、その日の気分で遊びに行くから。

三重県の美杉にあるこの「朔(さく)」さん、行きたいと思いつつ半年かかってやっとの訪問である。
予約表を見たら、珍しく空いていたので2日前に予約してだ。
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とにかく、誘導看板がええ感じやさかい、全て公開。

そう、川を越えるのである。
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美杉の里山という表現が正しいかも。
その奥へと、誘導してくれる。
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到着。
道の右側は渓流が。
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人懐こいヤギが、出迎えてくれる。
お店は、奥に見える建物。
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元々は、梅ばあさんという方が住んでおられた地所。
それを購入され、コツコツ改装し、昨年にオープンされた。
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素晴らしい杉のカウンターへ案内していただいたのは、奥さん。
この日は、こちら2人を含め4人だけで、ゆっくりできた。
料理はお任せのみで3500円(3月4300円)
食前酒、ではなく、ええっとなんだっけ、とにかく柑橘類の濃厚果汁???
酸味が、胃に食事の準備をしろと、促してくれる。
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前も、後ろも大きなガラスで、自然の中にいるような気持ちになる。

ご主人も奥さんも、美大出身。
手前の瓜は、紙と粘土で奥さんが作成された。
食事だけでなく、全ての細部にこだわりを感じる。
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前菜、美杉の黒豆、サザエ、しいたけと鹿・・・・・・・
手前は寒ヒラメのにぎり。
「黒豆、旧正月ということで準備しました。このあたりでは、直ぐサルが食べてしまうから、その豆は貴重なんですよ」とのこと。サザエは奥さんの実家近くの海のです」とご主人。
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「アマゴを一時間半、炭火で焼いてます。頭からどうぞ!」とご主人。
真っ黒やねけど・・・・・・・
頭からぱっくり・・・・・・ううううううう美味い!
こんな火の入れ方があるんや。
骨の美味しさもいっしょに味わうということ。

この器は、奥さんの作品で、水面を表現されているんだろう。
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くみ上げ豆腐にふきのとうの天ぷら。
春を感じる苦さがええ。

そうそう、「嫁よ、この朔さんでの食事が、バレンタインのチョコのお返しやからな~」
ふと今、思いついたわ!
これで、一つの今年の難題が解決したわ。
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特筆すべきは、この鹿の炭火ロースト。
鹿肉は不味いという認識だっただけに、これには驚いた。
ご主人は「とにかく天才的な鹿獲り名人(古田洋隆さん)がおられ、その方の技術のおかげ」と言われる。
その話を書くと長くなるので割愛。

まず変な臭みがない。
味わいは極めて淡白だが、その奥に野生の微かな旨味が、山の旨味というか、それが存在する。
牛でも豚でも鳥でもなく、野生の鹿の味ってこうなんだと、初めて感じる、見過ごしてしまいそうな味だ。
それは、血の臭みや、生姜などの臭みを消す薬味を使ったら、絶対に出会えない、繊細なもの。
魚で言えば牛がマグロなら、鹿はヒラメのような存在だな。
ご主人は、その味を知ってもらいたいがために、あえて味付けをシンプルにされておられるのだろう。
こ美杉の鹿を、この美杉のこの地に食べに来る値打ちのある一皿だと感じた。
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〆は、かまどのごはん。
途中、めっちゃけむたかったが、これを食べたら、まるで自分も炊くのに参加した気分になった。
「米も作っているんですよ~~。不耕起栽培という方法で・・・はぁ~~~」とご主人。
最後の「はぁ~」は、なんでも、かんでも、やってしまうんだよな~~を表していたのだと思う。
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おかわりはおこげ。
全部で3杯食べました。
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デザートは喫茶コーナーへ移動。
景色も変わり、ヤギも見える。

ウニの器(奥さん作)の上に、裏山のニッキの木から作ったというニッキ寒天??やったかな??
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滋賀では、まだまだ知られていないと思う、この朔さん。
高速を利用したら、それほど時間はかからないので、是非行ってほしい。
寒いうちは予約が取り易いのではないだろうか。
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朔さんの帰りは、少し道草をして、ホーム・コーヒー・ローストさんへ。
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運がよければ、スコーンの種類がたっぷり!
そしてテイクアウトのコーヒーを飲みながら、心温まる2つのお店の余韻に浸って帰路につく。
最高のバレンタインのお返しスペシャルコースでっせ、お父さん方。
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by guwaguwa58 | 2016-02-18 18:43


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