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2016年 08月 03日
源光庵から「ことばのはおと」さん (京都市)
山門までのアプローチがなんともすばらしい、源光庵(京都市北区)。
曹洞宗の寺院である。
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本堂の天井板は、伏見桃山城から移築したもので、血天井として有名。
それを写真に納めるのは、気が引けるな・・・・
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丸窓は「悟りの窓」、角窓は「迷いのまど」・・・・・・
凡人が、それを見比べて何かを判ろうとしても、無駄なあがき。
静かに座って無心に眺めるだけで、いい。
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そして、カフェタイム。
京都には、行きたいお店が山ほどあるが、オーナーが猫好きな「ことばのはおと」さんへ。
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このアプローチ、京都の町家の間取りそのものやん。

昔、会社の先輩と飲み歩いていて、あまりに遅くなり「帰るの怖いから、家までついてきてくれ」と頼まれたことがあった。
京都で飲んでいて、歩いてちょっとのところに家があり、それがまさにこの間取り。
奥さん寝てはるのに、何で一緒にいかなあかんのやと、思いつつ、先輩と一緒に、家にそ~~と入っていったら、この障子が、がら~~~と開いて、浴衣姿の般若のような面相の奥さんが「何時やと、おもてるのん!」と。
ギャ~~~~。
稲川淳二の話のような展開になったのだが、その経験でこのアプローチが印象深くて。

で、私がついていった役割は「こ、こ、こいつが何軒も連れまわしよたんや~」と責任転換されたあげく「すみませんね~~」と謝る役であったというしょうもない話。
源光庵から「ことばのはおと」さん (京都市)_d0108737_12374813.jpg

内部は、まさにオーナーご夫婦の趣味の空間。
前の間は、ご主人の鉄道関係一色。
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中の間は、奥さんの猫一色。

相反する趣味だが、それをここまで前面に出したカフェは珍しいように思う。
人間味があっていい!。
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ゆっくり、本を読んでいてもいいんですよ~~と、捉えることもでき、居心地がよくなる案内だな。
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トイレもお約束の位置にある。
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頼んだ抹茶パフェだが、ちょっとまて~~~
ごみが?????、いや違う、どう見ても目と口だな。
これは、紛れもなく“かわい~~”というやつだろうが、50過ぎのおっさんが、これお食べるのは、恥ずかしいぞ・・・・・・
いそいで白玉を消去(口の中に)した。

味わいは、おいしかったでっせ~。

で、嫁ののはもろに猫が表現されていて、50歳を過ぎたおばさんはどうするかと見ていたら「かわいい~~」といってパシャと写真を。
女性は、いつまでもかわいいを言えるんやな~~
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いつもは、この縁側で爪とぎをしているんだろうが、お店がある日は退避か。
爪を立てて、やさしく怒られている猫の姿が思い描ける。
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猫好きにはたまらない、ほっこりするカフェである。
時間があるときに伺いたいものだな、ここは。
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by guwaguwa58 | 2016-08-03 13:52 | カフェ


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